生き方

当たり前ではないことがわかると景色が変わる

当たり前ではない ことがわかると 景色が変わる

どうも、当たり前のように英語を使いこなしてはいない、やんしー。(@yanshiiidazo)です。

突然ですが、皆さんが今身を置いている環境って当たり前だと思いますか?

例えば僕は外資系企業に勤めているということもあり、周りのメンバーのほとんどは外国人なのですが、出身国が様々であるため、公用語は英語となっているような環境です。

そんな環境で働いていると、ふと「この環境って当たり前じゃないよね?」と思うことがあります。

そんな“当たり前ではない環境”について、色々と思ったことがあるのでこの記事で書いてみました。

yanshiii.
yanshiii.
周りを見渡すと色々と気づくことがあるのだ!

外国で働くということ

New Yorkのビジネス街

外国で働いた経験はありますか?

実際に働いている、働いた経験がある人もいるとは思いますが、決して多くはないはずです。

なぜなら、新型コロナの影響も大きいかと思いますが、現在の日本人のパスポート保有率は人口の約21%ほどだそうです。

世界最強のパスポートと言われるのに、保有率は5人に1人。(先進国と呼ばれる国の中では保有率がかなり低い状況ですね…)

「陸続きの他の国と違って、日本は島国だから…」という意見もあるでしょう。

日本は便利で料理もおいしく、インフラが整っていて居心地がよいため、海外に行く必要がないという主張もうなずけます。

また、日本人の国民性だという話もあるかもしれません。

上述したように様々な要因は考えられますが、そういったことを抜きにして純粋にこういった数字の情報から読み取れることがあります。

それは、多くの日本人にとっては外国で働くことはもちろんのこと、海外旅行ですらハードルが高いという状況だということです。

そう考えると、言語・習慣・文化・食事など様々なことが異なる日本という地で働いている外国人の方々は純粋にすごいと僕は思うのです。

そして、現在では当たり前のように外国人の方を見かけることがありますが、”日本に住む日本人”という観点から言えば決して当たり前ではないことが分かりますよね。

優秀じゃね?

東京駅周辺の夜景

上述したように、多くの日本人が外国に行く機会がほとんどない現状から考えて、日本に住んで生活をしている外国人の方には驚かされます。

慣れてしまえば問題ないとは思いますが、やはり全然違う環境に行くというのはすごく勇気がいることですし、大きなチャレンジだと僕は思います。

もちろん、やむを得ず来日した方々もいるとは思いますし、むしろ日本の方が居心地よいと考えている人が存在しているのも事実ですが。笑

移住してくるだけでも個人的にはすごいと思うのですが、彼らの中には英語を当たり前のように話す人が多いです。

外国人と言っても英語のネイティブスピーカーとは限りませんし、英語学習に苦労することが多い日本人からすると、すごく優秀だと思いませんか?

僕は留学経験もなく色々と試行錯誤し、時間と労力を費やして英語を学んだ記憶があるので、自分より全然若い人でも当たり前のように英語を話す外国の方を見て普通に尊敬します。

僕のフランス人の同僚なんかと話をしても、「フランス語と英語は似ている部分があるからね」と平然と言いますが、フランス国内では英語を話せない(あえて話さない人もいますが…笑)も一定数いるので、やはり当たり前では決してないのです。

もちろん外国人だからと言って、全員が英語を話すわけではありません。全く他言語を話すことができない方もいます。

しかし中には英語は話せないけど、日本語は話せるという人も実は結構います。

日本語で難しい内容の授業を受けているという話もたまに知り合いから聞くので、本当にビックリです。

オンラインビジネス英語学習 SpeaKing Biz(スピーキングビズ)

正確な統計調査を見つけることができなかったのですが、日本のバイリンガル率は約10~30%と言われております。

しかし、2ヶ国語以上話せる人の割合は世界で60%と言われているので、日本のバイリンガル率は低いということがわかりますね。

つまり、日本という環境に住みながら他言語を使いこなす外国人の方々がいるという状況も決して当たり前ではないですし、日本語という一言語しか使えないという状況が世界的に見ればそもそも当たり前ではないということです。

そう考えてみると、再び”日本に住む日本人”という視点から言えば、僕らの身の周りには優秀な方がたくさんいることになりますよね。

どう考えて行動すべきか

霞む空と東京の街並み

「英語や住む国の言語を話せるようになるのは、自分が外国に住むと望んだのだから当たり前」という意見もあるかもしれません。

そういった側面があるのは事実ですし、多少なりとも努力が必要なのは間違いありません。

しかし、自分が同じような環境下に身を置かれたことを想像してみてください。

本当に当たり前だと言えますか?

「語学力なんて大したことじゃない」という言われる人もいますが、その大したことができない人がほとんどなのです。

こういった事実から目を背けて、「日本に住む外国人なら英語や日本語を話せて当たり前」と決めつけますか?

それとも「あの人すごいねぇ~」で終わらせてしまいますか?

決して「英語も話せるようになろう!」と主張したいわけではありません。

他言語が話せるようになると色々と可能性が広がるのは間違いないと僕は思いますが、日本から出るつもりや他言語を使う機会が全くない人、または他に優先すべきことがあるならば、あえて勉強する必要はないと思います。

ただ、こういった事実を目の当たりにした時、悲観的であったり他人事ととして片づけるより、自分の原動力として活かすことが重要だと思いますし、よっぽど自分の人生のためになるとは思いませんか?

“身近な人が努力している姿を見ると力をもらえる”という経験は誰もがあるとは思うのですが、まさに同じような感覚だと僕は思います。

見方や捉え方一つで同様の感覚を味わえますし、見える景色も大きく変わります。

語学学習でももちろん良いですし、自分が打ち込めることに集中してみることで、人生の何かが大きく好転するかもしれませんよ。

終わりに

当たり前のように英語や日本語を話す外国人の方々がいますが、決して当たり前ではないことがご理解いただけたと思います。

また、彼らが異国の地で暮らしていることも、決して当たり前のことではないことがわかったはずです。

僕はたまに「○○に行ってみたいんだけど、自分にはその能力がない」とか、「海外旅行をしたいのに、仕事が忙しくて…」という話を聞くことがありますが、”できないことが当たり前”、”行けないことが当たり前”になってしまっていないか、一度見直してみてほしいです。

日本に住む外国人の方々は優秀な人が多いのは事実ですが、努力の裏付けがあっての優秀ということであり、自分で色々と行動してきた人が多いと思います。

周りを見渡せば刺激になる人はたくさんいるので、ネガティブな考え方をしていたり、文句ばかり述べている間に自分のできることにチャレンジしてみると、見える景色は変わると僕は信じています。

そして、景色が変わると単純に楽しめることが増えたような気がしています。

まあ、今日はそんな感じです。