どうも、有給が大好きyanshiii.(@yanshiiidazo)です。
突然ですが、サラリーマンの皆様。
有給はちゃんと使っていますか?
有給の消化はサラリーマンの権利、いやもはや現在は義務化されているので、当然しっかりと利用しているかもしれません。
常識ですよねぇ~
そんな中、20代後半まで有給という概念をよく知らないまま生きていた人物がこの世には存在しています。
はい、僕のことです。
しかし、色々な方のお話を聞くかぎりでは、どうやら有給の消化を企業側にコントールされている人が実は少なくないという事実がわかりました。
世知辛い世の中ですなぁ。
この記事では、28歳まで自分の意志で有給を使えなかった男のサクセス?ストーリーと、有給を取得できない勤め人の皆様へ大切なメッセージを伝えたいと思います。
自由に休みたい派です。
有給取得に至るまでの歴史

有給は都市伝説!?
僕は大学を卒業した後、あるEC業界のベンチャーに約5年間、その後転職してある人材派遣の会社に1年間勤めていました。
計2社・約6年間という長い期間でしたが、会社側から一度も”有給”について説明を受けた記憶がありません。
両社ともベンチャー企業だったので、まあ正直会社の体制として社員が有給を自由に取れるような環境ではなかったのかもしれません。
僕自身はもちろん有給の意味は知っていましたが、有給の取得ができるのは超優良企業のみだと思っていました。
つまりベンチャー企業において有給の取得というのは“都市伝説”だと思っていました。
有給と向き合ってみた
とにかく忙しい毎日だったので、有給についてなど深く気にも留めたことがありませんでした。
いやむしろ、休みも取らずに忙しい日々を過ごす自分になぜか酔っていて、忙しいことを友達にアピールしていました。
学生がよくやる謎のアピールと似たような感覚ですね。笑
「昨日テスト勉強した?」
「全然やってないから、やばいよぉ~」
でも数年経過して、会社への違和感と忙しい毎日への嫌気が差し始めた頃、ふと有給について考え始めた自分がいました。
恐らく疲れて本当に休みたいと思っていたのと、中小企業に勤める友人たちが自由に有給を取得していることは既に知っていましたから。
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有給が取れなかった理由
そんなモンモンと過ごしていたある日、会社からある書類のサインをお願いされました。
その書類とは「36協定」です。
企業が法定労働時間(1日8時間・1週間で40時間)を超えて労働(残業)を命じる場合に必要な書類なのですが、社員代表として僕にサインを求めてきたわけです。
「サインするだけで良い」と説明を受けましたが、一応中身をチェックしてみると衝撃の事実が発覚しました。
入社当初から”土曜日・日曜日・祝日”が会社の休みだと理解していましたが、その書類には土曜日も勤務日(もしくは隔週の土曜日)と記載されていたと記憶しています。
つまり、こういうことです。
実は週休1日の会社で、土曜日は有給消化日
僕は、知らないうちに有給を土曜日に消化していたことになるのです。
一般的には週休2日制が当たり前となっていますが、週休1日は法律上特に問題はありません。
しかし、会社からは元々週休2日(土日も仕事することが多かったですが)と説明を受けていたこともあったので、「世の中こんな感じなのかぁ~」と少しショックを受けたのを覚えています。
週休1日と明記したら、普通は社員なんか集まりませんからね。
まあ、無知であった自分もいけないのですが。

28歳にして初めて自分の意志で有給を使う
現在の会社に転職して、最初に有給の取得方法について説明されたとき、信じられませんでした。
なぜなら、
自分の意志で有給を申請できるから
この時に有給の取得は都市伝説ではないとちゃんと実感できました。
その後は現在に至るまで自由に有給を取得し、有給ライフを楽しんでいます。笑
有給を自由に使えなかった環境から自由に行使できる環境に移ると、それだけで人生の質が超向上したように思えるのです。
今までは平日に旅行に行けませんでしたし、特別なイベント事があるときも大体参加できないことがほとんどでしたから。
僕は28歳にして初めて自由に有給が取れた出来事を、密かに“有給革命”と呼んでいるとかいないとか。
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これまで述べてきたように、僕は20代後半でやっと自分の意志で有給を取得できるようになりました。
しかし、冒頭でも触れたように実は世の中には、かつての僕のような境遇に置かれている人が少なくありません。
以前の記事で紹介したことのある僕の友人もその一人です。

社員が少ない場合、自由に有給を消化させてあげられないという企業側の理屈はわかります。それは僕も理解しています。
それでもやっぱり僕は、自分の意志で有給が取れるのは重要だと思うのです。
だって、ただでさえ自由が限られているサラリーマンなんですから、有給くらい自由に使いたいじゃないですか。
たったそれだけで人生の幸福度は格段にアップしますよ。
それから長い目で見れば、有給を自由に取得できるような環境を提供することは企業にとってもプラスなはずです。
よほど給料や福利厚生に魅力のある会社であれば話は別ですが、基本的には有給すらまともに取得できない会社に愛着などわきません。
有給の問題だけではありませんが、僕の以前勤めていた会社は社員の定着率がめちゃくちゃ低かったので。

最後に
有給を自由に使える・使えないが、その会社の価値を決めるわけではありません。
立ち上げたばかりの会社や社員一丸となって頑張っている時には、我慢しないといけないこともあるとは思います。
しかし、企業側が理解しないといけないのは、従業員の多くにとって仕事が人生の全てではないということです。
本来自由に有給を取得できる権利を持っているはずなのに、様々な理由をつけて巧みにその権利を行使させない行為には理解に苦しみます。
せめてしっかりと従業員に話をしてほしいものです。
まあ、今日はそんな感じです。
