どうも、英語って大事だよねと最近改めて思う、yanshiii.(@yanshiiidazo)です。
日本にはたくさんの英会話スクールがありますよねぇ~。
低コストのオンライン英会話という選択肢もあります。
今に始まったことではないですが、日本にはそれだけ英語の需要があるんですよね。
僕は現在、外資系(フランス)のIT企業で働いており、ほとんど毎日英語を使って仕事をしています。
そういう環境で働いていることもあり、英語にまつわるお話を聞く機会が多いため、「日本における英語の重要度が昔以上に増してきているなぁ~」と身に染みて感じております。
そこでこの記事では、なぜ英語の重要度が昔以上に増しているなと感じたのか、僕の聞いたお話を中心に紹介したいと思います。
実話にもとづくお話でございます。笑
数十年前まで日本では英語学習は重要ではなかった

僕のフランス人の上司が以前こんなことを言っていました。
昔の日本人は英語を話す必要がなかった。むしろ外国人が日本に来て、日本語を学ぶ必要があった。そのくらいかつての日本はすごかった。
日本人は他の言語を学ぶ必要がなく、日本語を習得してでも日本の技術を学びたいと考えていた外国人が多かったってことですよね。
これは裏を返せば、“現在の日本は衰退してきているよね”って思われているってことです。
実際、日本の経済成長率は低迷しているとはよく言われることで、“かつてはすごかった国”という目で見る方が多いのは事実だと思います。
“日本の技術力”なんてもてはやされる産業もまだ存在しますが、正直「こんな時代にまだこんな古臭いことやってんのかよ・・・」みたいなことも多々見受けられますよね。
FAXとか。笑
改めて言う必要もないくらい常識となっている話ですが、この数十年で大きく状況は変わり、日本より技術力が高い国が多数存在しています。そして、技術力にあぐらをかいて良い時代はとっくに過ぎ去っています。
また、海外との取引も頻繁に行われる時代において、日本語だけしかわからないというのは通用しなくなってきています。
しかしながら、日本語以外は話せないというビジネスパーソンはまだまだ多い。
これは個人の意識レベルだけが問題じゃないと思うんですけどね。
普通に語学学習をする余裕がない生活を送っている人も多いし、そもそも英語を今現在全く使わなくても困ってない人が英語を必要だと思えるはずがないです。
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日本では英語を話せるだけで評価される!?

外国人の僕の上司たちは、日本のビジネスシーンについてこんな印象を持っているようです。
日本は英語が話せるだけで評価される特殊な環境
これは裏を返せば、海外には英語は話せるのが当たり前という人が山ほどいるということです。
実際に僕の外国人の同僚で英語を話せない人はいないし、英語を話せないと仕事にならないのが現実です。
上述したように多くのビジネスパーソンにとって、“英語力”が求められている時代にも関わらず、意外にもまだ日本においては英語が話せる人が貴重な存在だと認識する企業が多くあるようです。
実際僕の上司は取引先である某グローバル企業の担当者から、僕が現在の会社で働き始めた当時、こんなことを言われたことがあるそうです。
「どこで彼を見つけたの?なかなか見つからないんだよね、英語話せるIT人材」
また、僕自身も社員の採用などを担当することが多いですが、“英語が話せるIT人材”はおろか、“ビジネスレベルの英語を話す日本人”からの応募って極端に少ないです。
もちろん給料を上げればそれなりにくるかもしれませんが。笑
僕個人の実感としては今述べたように、英語を話す人材は日本において非常に貴重だということなのですが、それに対してこんな意見も多く聞きます。
「日本にだって、たくさん英語を話す人材はいるよ」
まあ確かにそれは事実なのですが、求められているのは英語を話すだけの人材ではないということです。
英語で意思疎通ができるのはもちろん立派な能力ですが、あくまで英語は手段であって、ビジネスシーンで使わないといけないですからね。

実績がない人ほど英語が必要となる時代!?

以前、ある大きなプロジェクトに関わっていた時に、少々残酷な話を聞いたことがあります。
とあるフランスの企業が日本の企業を買収したため、システムを統合するためのプロジェクトだったのですが、僕はそのメンバーの一人でした。
企業買収ということで大規模なリストラが起きていて、多くの人が去っていくという現実を目にしていました。
「息子はまだ大学に入ったばかりなのに、この先どうしよう」
なんて話が聞こえてきたのは一度や二度ではありませんでした。
外部のコンサルタントという立場で一時的にその場に滞在していた身でしたが、徐々に人が少なくなっていくオフィスを見て何とも言えない気持ちになったのを覚えています。
また、先方の日本企業側の担当者とやり取りすることも多かったのですが、その方は「プロジェクトを担当しながら、転職活動している」とお話されていました。
その理由はコレです。
いつ自分にリストラや早期・希望退職の声がかかるかわからないから
その方もまだ小学生くらいのお子さんがいたのですが、周りでリストラの憂き目にあう人がたくさんいる現実をみて、戦々恐々とされていたんです。
そんな話を聞いてから数か月後に僕から「転職活動はどうですか?」と軽い気持ちで聞いてみたことがありました。
するとその方からはこんな返答がありました。
「英語が話せないと箸にも棒にも掛からないよ」
特に役職についていたわけではありませんでしたが、人当たりもよくて仕事の飲み込みも早くて優秀な方という印象だったので、正直予想もしていなかった回答でした。
ただ、年齢はすでに40代半ばでパッと説明できる実績もなかったようで、面接の際には「英語が話せればねぇ~」なんて言われることもあったようです。
大手企業に勤務していて、周りから優秀だと思われるような人でも、転職活動をするとなると何かしらのアピールが求められるものです。
それが“実績”ということになるのですが、「あなたにはどんな実績がありますか?」と聞かれてサクッと答えられる人って多くないんじゃないですかね。
それでも上記のエピソードのように、英語力があれば一定の評価をしてもらえる現実がまだ日本にはあるようです。

まとめ
少々残酷なエピソードもご紹介したので、ショックを受ける方もいるかもしれません。
しかし、受け入れなければいけない現実だと、僕は色々な方のお話を通して、実感しています。
守るべき家族がいるビジネスパーソンは、のほほ~んと過ごしているといつの間にかまずい状況になっているかもしれませんよ。。。
ですが、海外のビジネスパーソンにとっては当たり前のように思われている英語力が、現時点の日本ではまだ十分に評価されるという明るい側面もあります。
また、外国の方と英語でお話ができるっていうのは楽しいですからね。
僕も英語学習に真剣に取り組んでいた頃は、自分の話す英語が相手に通じただけで非常にうれしかったですし、モチベーションにもつながりました。
以上、日本でも英語の重要度はかなり増してきているよ、というお話でした。
まあ、今日はそんな感じです。
