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簡単に作れて栄養価も高い『揚げ玄米』の作り方!

揚げ玄米作り方

どうも、日々行動食を研究している、yanshiii.(@yanshiiidazo)です。

突然ですが、最近ハマっている(もはや常備している)行動食があります。

それは『揚げ玄米』です!!!

日本では昔から、保存性や栄養価が高い炒った玄米(焼き玄米)は重宝されていたようなのですが、それを簡単に調理しやすくしたものが『揚げ玄米』だそうです。

油を使うことで運動で重要なカロリーをほどよく摂取できるのも、行動食として向いている点かと思います。

普段はスーパーやコンビニで行動食を買われる方が多いかと思いますが、「オリジナルの行動食が欲しい」「健康的なお菓子をさがしている」などと考えている方は、ぜひ揚げ玄米を作ってみませんか?

ってことで、この記事では『揚げ玄米』の作り方を紹介していきまーす!

yanshiii.
yanshiii.
美味しいから食べ過ぎ注意!

材料

揚げ玄米の材料
  • 玄米(発芽玄米もOK)
  • (お好みの調味料)

材料は以上になります。非常にシンプルですね。

玄米はスーパーで売っている普通の玄米でOKですが、最低5~6時間以上は浸水させておく必要があります。発芽玄米を使う場合は、そのまま調理して良いそうです。

個人的には浸水時間を長めにとった玄米の方が、ポリポリとした触感が若干弱くなるため食べやすい気がしましたが、正直あまり変わらないかと思います。

ちなみにできるだけ無農薬や農薬の量が少ない玄米を使用した方がいいと思います。もみ殻部分に農薬が残留している可能性があるようなので・・・

僕はスマート米(無洗米玄米)を購入することが多いです。

残留農薬ゼロで、しかも無洗米という手軽さ。かなりおススメです!

油はお好みの植物油でOKです。僕はオリーブオイルやごま油を主に使っていて、味付けによってどちらを使うか決めています。例えば、醤油を使う場合はごま油、など。

調味料も完全にお好みですね。塩コショウのシンプルな味付けやしょうが醤油、甘い味付けも良いかと思います。

また、特に味付けせずにプレーンのままにすれば、他の料理に使えたりしますね。

色々と試してみて、自分の好みの味付けを見つけてみてください。

作り方

調理中の揚げ玄米
  • 最低5~6時間以上玄米を浸水させ、水を切る
  • フライパンに油と玄米を入れて炒る(10~20分程度)
  • 余熱で味付けをする
  • よく冷まして、完成

大きく分けて以上の4ステップになります。

以下で詳しく解説していきます。

最低5~6時間以上玄米を浸水させ、水を切る

浸水中の玄米

季節にもよりますが、上述したように最低5~6時間以上は玄米を浸水させてください。発芽玄米を使用する場合は、そのまま調理して問題ありません。

ちなみに普通の玄米だと浸水させておく必要があると言った理由は、玄米が持っていると言われる2つの毒の影響を気にされる方もいるかと思ったからです。

フィチン酸とアブシジン酸という毒なのですが、浸水時間を長めに取ることでフィチン酸・アブシジン酸の問題は解決できるそうです。

発芽玄米の場合、アブシジン酸もフィチン酸も発芽することによって無毒化されているようですね。

ただ、実はそこまで人体に影響はないという研究や、逆に人体に良い影響を与えるという研究もあったりします。

だから僕個人としては、古来の人々が常食してきた食糧なので必要以上に気にする必要はないと思っていますが、気になる方は浸水時間を長めに取りましょう。

十分に浸水させた後はよく水を切ってください。

油で炒めるので水分が多いと油ハネが面倒ですよ~

フライパンに油と玄米を入れて炒る(10~20分程度)

フライパンにお好みの油を入れて、熱してください。

油の量はお好みで調整して頂ければと思いますが、米1合に対して油10~15ml程度が良いかと思います。

フライパンを熱したら玄米を入れて、玄米と油をなじませるようにかきまぜながらゆっくり炒りましょう。

火加減は中火で、10分くらい(浸水させていない玄米は5分程度)炒めていると玄米がポンポンと軽く弾けてきます。

火加減は状況によって中火と弱火を使い分けて頂きながら、引き続き10分ほど炒ります。

その後、キツネ色になって香ばしい匂いがしてきたら、火を止めましょう。

余熱で味付けをする

火を止めたら、味付けです。

醤油などの水分が多い調味料を使う場合、フライパンの余熱を利用しましょう。

それでも水分が気になる方は、再度火をつけて軽く炒っても良いかと思います。

ちなみに長期の縦走登山などの際、揚げ玄米をお米の代わりに持っていく方もいるそうで、そういう方は特に味付けはしないようです。(←状況次第ですが、塩のみなど)

フリーズドライのカレーなどをかけたり、スープに揚げ玄米を入れたりするのでしょうかね。

僕は基本的に揚げ玄米は行動食として食べているので、今度機会があったら試してみたいと思います。

よく冷まして、完成

味付けが終わったら、よく冷ましてください

ちょっと味見をしたくなる人もいるかと思いますが、なるべく避けた方が無難かもしれません。

見た目以上に熱いので、やけどする恐れがありますよ。。。

ちなみに僕はいつも味見をしたくなってしまうタイプですが、揚げ玄米に関しては少し時間を置くようにしています。(やけど経験者です。笑)

揚げ玄米の特徴

ボトルに入れた揚げ玄米

揚げ玄米は炒ることで水分を飛ばしているので日持ちしやすく、長期縦走登山者の強い味方となってくれます。

ご自宅で余った乾燥剤などを入れておくと、さらに長持ちすると思いますよ。

僕はいつもアウトドア用のウォーターボトルに入れて持ち歩いています。

ご存知の方が多いと思いますが、玄米には白米と比較してもビタミン・ミネラル・食物繊維などのたくさんの優れた栄養素が含まれています。

多くのエネルギーを消費する場面では、栄養価が高い点は非常にありがたいですね。

僕はカロリーをさらにブーストさせるため、上記の写真のように揚げ玄米にナッツ類を入れて持って行ったりします。

また、様々な味付けを楽しむことができたり、他の料理にアクセントとして入れたりできるのも良いですよね。

揚げ玄米の汎用性の高さには驚かされますね。

最後に

登山の行動食としてだけでなく、様々な場面で活躍してくれるのが『揚げ玄米』です。

例えば、バーナーなどの火器を持たないウルトラライト装備での登山などでは、主食として活躍してくれるでしょう。

また、ちょっとしたハイキングのお菓子としても持っていけますし、家でおやつ代わりにしても良いですよね!

興味のある方はぜひ揚げ玄米にチャレンジしてみてくださいね。

まあ、今日はそんな感じです。