どうも、5年前に日系企業からフランス系企業に転職したyanshiii.(@yanshiiidazo)です。
いきなりですが、外資系企業に転職したいと考えている人って多くないですか?
給料が高い、成果主義、残業が少ない、人間関係がシンプル、など多くのメリットがありそうですよね。実際、そういったイメージを持つ方が多いと思います。
この記事では、
- 外資系企業に興味を持っている人
- 外資系企業への転職を具体的に検討している人
- 日系企業でしか働いたことがない人
向けに、
数年前に日系企業から外資系企業への転職歴がある僕の経験を踏まえて、様々な疑問にお答えしていきたいと思います。
外資系企業への転職に抱く不安が、少しでもやわらげば嬉しいです!
外資系企業への転職を躊躇(ちゅうちょ)する理由

「外資系企業に興味はあるけど、なんか転職には躊躇してしまう・・・」
こう思っている人って、一定数いるはずです。
かく言う僕も、以前は同じような気持ちに襲われた一人でした。
その漠然としたモヤモヤ感って、どこからくるのでしょうか。
英語力の問題
外資系転職を躊躇(ちゅうちょ)する最大の理由はコレだと思います。
「日本生まれ日本育ちの私は英語なんて全く話せないから、外資系なんて絶対無理!」
そんな声が聞こえてきそうです。
実際、かつての僕も同じようなことを考えていました。
企業によって求められる英語のレベルは異なりますが、多少の英語力が求められるのが現実なので、ここが大きな壁となっているのではないでしょうか。

新しい環境への不安
外資系企業のイメージといえば、【成果主義】
成果を出す自信がある人にとっては好都合な環境だと思いますが、自信がない人にはかなりハードな環境に思えてしまいます。
なかなか成果が出せないと出世ができないだけでなく、給料が下がることもあるでしょうし、最悪の場合は職を失うこともあるかもしれません。
日本の法律は従業員にとても優しいので、滅多なことではクビになることはありませんが、転職が失敗となるケースを避けるのは当然だと思います。
また、職場環境や人間関係も日系企業とは大きく異なる場合もあるので、その点についても不安があるかもしれません。
めんどくさい
外資系転職だけに限った話ではありませんが、転職って労力がかかりますよね。
転職サイトに登録、履歴書、面接 etc…
忙しい毎日を送っている人は、転職活動に割くための時間を見つけることですら難しいと思います。
しかも外資系への転職だと、英語で書かれた履歴書(CV)の提出が必要となるケースも多いです。
また、英語で面接が行われるケースもあったりと、普通に日本の会社で働いてきた人にとっては、未知の領域かもしれません。
日系企業と比較して外資系企業って実際はどうなの?

“日系”と“外資系”を単純比較することに違和感を感じる人もいるかもしれません。
企業規模や文化が異なれば、同じ日系企業でさえも大きく異なることがあるからです。
なので、ここで書くのはあくまで僕が知っている、日系企業と外資系企業の比較になります。
細かいことを言えばめちゃくちゃたくさんあるのですが、ここでは3つに絞りました。
無駄な残業をしない
マジで多くの人が定時で帰ります。一切の隙を見せずに定時に帰宅する人だらけです。
僕が以前勤務していた会社では定時に帰宅できる社員などほぼいなかったので、社員の多くが定時に帰宅する姿を見て、めっちゃ感動したのを覚えています。笑
現在の勤めている会社では、仮に業務が忙しくて毎日1時間程度の残業が数週間続くような状況になった場合、以下のようなかなりオーバー気味な文句を言う人が出てきます。
- 「俺はなんて不幸なんだ!」
- 「疲労困憊で死んでしまう!」
- 「こんな厳しい会社ありえない!」
僕の周りにはこんな発言をする人は何人もいます。
恐らく日系企業に勤める多くのサラリーマンにとって、日常的な残業は当たり前となっていると思うので、驚きですよね。
ちなみに彼らはしっかりとお昼休憩を取り、日に何度かコーヒーブレイクをしながら雑談を楽しんでいるのですが。笑
そんなとき僕は前職を思い出し、しみじみ思うのです。
“転職できて良かった”と・・・
しっかりと自分の意見を言う
外資系企業ではよく言われる話ですが、給料の値上げ交渉・やりたくない仕事の拒否・会社への要求、など自分の意見をしっかりと伝える人が多いです。
一見すると“ワガママ”とも思える行為かもしれませんが、逆にこれができないと会社では評価されません。
実際に僕も以前こんなことを上司から言われたことがあります。
「自分の給料は自分で交渉しないと上がらないからね」
普通に日本の会社で働いてきた人にとって、コレってなかなか難しいんですよね、実際。。。
でも合う人には間違いなく合う環境です。
自分の中に色々とストレスを抱え込まずに済むという面もありますからね。
成果主義
年齢とか勤続年数は関係なしに、成果を上げた人と成果を上げられなかった人への評価が見事なまでに違います。
僕が以前勤めていた日系企業はベンチャーでしたが、ドラスティックに給料や役職が変わるようなことって非常に稀だったと記憶しています。逆に成果を上げなくても、そこそこの給料をもらえてしまうという面もあります。
現在の会社では、成果を上げた人はもちろん評価されるし、成果を上げなかった人は給料が下がるようなことが全然ありますからね。
ただ、日本の法律だと雇用者が守られることが多いので、外国のようにいきなりクビとかはありません。
この話をすると成果主義を恐れる人がいるのですが、普通に日本の企業で問題なく働いてきた実績があれば、ある程度外資系でも評価されるというのが個人的な見解です。
なぜなら、外資系には不思議なことに一定数、全く仕事をしない人がいるのです。成果主義という環境にも関わらずです。
これは僕の中でも未だに謎で、外資系都市伝説の一つと呼んでいます。笑
僕が転職した理由は?

とりあえず逃げたかった
“逃げたかった”というのが最大の理由です。笑
当時勤めていた会社の仕事が本当に辛くて嫌でしょうがなかったので、とにかく環境を変えたいと思っていました。
日系とか外資とかどうでもよくて、その会社から逃げられれば何でもよかったというのが本音です。
当時の仕事については機会があれば別の記事にしたいと思います。
グローバルな環境に憧れがあった
上記に書いた”逃げたかった”というのが最大で最強の理由なので、これは正直後付けの理由とも言えます。笑
ただ、自分の人生を振り返ってみると、自分の下してきた選択はわりとグローバルなものだった気がします。
大学も国際系の学部でしたし、海外旅行も好きでした。
それと僕の姉の影響は大きかったかもしれません。
姉は僕と異なり、留学経験もありましたし、積極的にホームステイの受け入れをしていました。

どうやって転職するのか

僕のケース
僕の場合はありがたいことに誘っていただき、転職できました。つまり、“コネ”なんですよね。笑
これがあまり転職について偉そうなことを言えない理由でもあります。
ただ、一つ言えることがあるとしたら、誰でもそのコネを使えるわけではないということ。
誘ってくれた方は、当時の僕が非常に仕事で苦労をしていた姿を見ていました。その人の前で酒を飲みながら号泣したこともありますからね。笑
どんな環境でも腐らずやっていたことが幸運を呼び寄せたと僕は信じています!
ちなみに転職した当時、僕は英語を話せなかったこともあるので、かなり周りに迷惑をかけました。。。
留学経験なしの僕がどのように英語を勉強して話せるようになったかについては、別の記事で紹介したいと思います。
とりあえず躊躇せずに応募しないと始まらない!
転職してから分かったのですが、実は外資系企業での日本人の需要はかなり多いです。
良くも悪くも日本独自のやり方や慣習があるので、外国の方にとってはそれを理解するのには少々ハードルが高いこともあるからです。
実際、日本の取引先からは「担当者を日本人にしてほしい」と求められることも少なくありません。
ただ、僕の感覚値にはなりますが、実際に外資系企業への転職活動をしている人って多くない気がします。
僕の会社も絶賛”日本人”を募集中ですが、応募してくるのはほぼ外国の方です。
また、仕事が全然ないと最近嘆いていた日本人の知人の息子さんがいたので、「CV送ってくれれば面接するよ!」と伝えても、送ってきませんからね。笑
それは恐らく上述したように、様々な理由で躊躇しているからだと思います。本気で仕事探しているなら、普通応募くらいしてきますからね。笑
ちなみに僕の会社はフランスのパリが本社なのですが、そちらでは英語ができないにも関わらず「自分は英語が話せます!」と嘘をついて応募してくる人だらけだそうです。
日本人とフランス人の国民性の違いがわかるエピソードですね。笑
まとめ
転職を考えている人は、日系企業の同じ業界ばかりを中心に探さずに、もっと広い視野を持っていただくのが良いのではないかと僕は考えています。
今の仕事・職場が居心地悪いとか、嫌で転職したい人であればなおさらなのですが、結局転職できても似たような悪い状況に陥ることもありますからね。
逆に全く新しい業界や環境に行けば、そこの水が実は合っていたなんてことも多いですし、多くの学びもありますよ!
とにかく「あの時こういう決断をしておけば良かったぁ~」なんていう後悔をなるべく少なくしたいものですね。
まあ、今日はそんな感じです。